ごまの豆情報③
☆摘芯作業について☆
T様よりご質問を頂きました
T様からのご質問
【Q】良品を収穫するために、ある時期に芯を摘むと耳にしたことがありますが、その時期はいつころなのでしょうか?
【A】この度は、お問い合わせをいただき誠にありがとうございます。
良品(未熟粒の抑制)の収穫についての芯止め(摘芯)作業について時期的なものとしましては…
草丈が150cmを超えた段階、若しくは…刈り取りの2週間前くらいの時期に摘芯をしていただく様に栽培農家の皆様にはお話させていただいています。
胡麻は開花時期以降の「生育」段階で、草丈の一番上からおよそ20cm
位の部分が「未熟粒」となっており、その下の朔果はそれ以上の成長が
望まれないので、生育のスイッチが切られています。
これらの事柄により「摘芯」をする事で、未熟粒の朔果を熟成させる効果が期待される事になります。
2010年度 高知県・奈半利町のごま栽培
●2010年8月6日高知県・奈半利町(なはりちょう)の方々が
兵庫県西脇のごま栽培の視察に来られました。
西脇市では、「へそごま研究会」の徳岡会長や西脇市、農協、改良普及センターの職員らが出迎えて、ごまの栽培について熱心に言葉を交わしていました。
高知県では、ごまは有望品目に登録され、
栽培普及に向けてこれから取り組んでいこうと
考えていらっしゃいます。
ごまの病気・害虫について③
☆木酢液について☆
【Q】木咋液はどのようなタイミングで撒くのが一番効果的なのでしょうか?
【A】※「木酢・竹酢液」については、
・・・発芽後間もない頃は約800倍に希釈して散布してください。
・・・開花時期(およそ1ヶ月半以降)は約400倍希釈で散布いただければ
「忌避」効果はございます。
(あくまでも忌避効果なので、殺虫効果は一切ありません。)
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☆鳥獣対策について☆
【Q】無農薬で栽培する場合、虫対策・鳥対策などはどのように行っているのでしょうか?
【A】ゴマは鳥獣による被害は皆無ですので、
・・・鳥対策は播種後から発芽までの間の問題だけです。(防鳥ネット等)
・・・虫に対する対策は、畑周囲の草管理や手による捕殺等々
非常に地道に対策をしていただいております。
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☆間引き・追肥について☆
【A】間引き・追肥は、どのようなタイミングで行いますか?
【Q】間引きについては
「草丈5cm~15cmの際に一度」「草丈15cm~20cmの際に2度目」で
行っていただければ良いと思います。
1回目は元気な苗を除いて2本~3本にする。2回目は一番元気な苗を残し全て間引く、
という方法で行って下さい。
ゴマは間引く際に、もつれた根が切れやすいのでハサミで茎を切っても良いです。
【Q】追肥につきましては
反当300kgの鶏糞を施していただければ特に必要はないと思います。
もしされるなら…鶏糞をお勧め致しております。
発芽後「1ヶ月半」以上経過しても、元気が無かったりした場合に
根が伸びてくるであろうと思われる場所に、施していただきます。
こうすることによって、根が伸びて来た時に「鶏糞」のアンモニアが分解され
ちょうど良い肥料になっています。
2010年度 富山県 八尾のごま栽培
●7月10日 富山県・八尾ごま栽培地を訪れました
村田さんをはじめ24名の方にお集まりいただきました。
いくつかごま圃場を見せていただきました。皆さんとても丁寧に栽培されています。
今後とも宜しくお願いします。
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