今ではすっかり定着してきた「金ごま」。元々は黄色っぽいので「黄ごま」と呼ばれていましたが、「金ごま」と名づけられて販売が始まりました。
白ごまより香りにパンチがあって高級感もある。ごまにこだわる日本人にとってぴったりのごまだと思って、世の中に広めようと活動を続けています。
最も香りが強くパンチのあるごま。
生産量が少なく、主にトルコで栽培されています。和え物、ふりかけなど料理全般で、ごまの味を主張したいときに使います。
独特の風味と、どっしりとしたコクがあり、クセのある食材に合います。
ごはんや赤飯にかけたり、和え物にも。乳製品、卵と相性がいいので、デザートやアイスクリームに合います。
ほんのりとした甘みと柔らかい香り、コク。
野菜や魚の味を引き立たせる名脇役です。
どんな料理にも合う。白和え、ごま豆腐などにつかえば色もきれいです。
ごまの製品は、加工の方法によって、名前が変わります。
洗いごま(あらいごま)
原料のごまから枝やほこりを取り除いて水で洗い、乾燥させたもの。
煎りごま(いりごま)
原料のごまから枝やほこりを取り除いて水で洗い、火で焙煎したもの。
擂りごま(すりごま)
いりごまをすりつぶしたもの。
練りごま(ごまペースト)
いりごま等をうすでつぶして、ねっとりさせたもの。
ごま油
主に焙煎したごまを押しつぶして、油を搾りだしたもの。
ごまは、家庭でも簡単に育てられます。あの小さなゴマ粒を土にまくと、1メートル50センチ以上の大きな植物になり、できた実がゴマです。
暑いところ、乾燥した場所を好むので、5,6月ごろにゴマをまいて、9月ごろに収穫です。日本国内では九州に栽培地が多いですが、兵庫県や富山県、島根県、愛知県などでも盛んに栽培されています。種のゴマは、和田萬で販売していますよ。
ごまの種
ごまの若葉
ごまの花
収穫
ごまの原産地は、今のエジプト南部かスーダン北部のサバンナ地方で、数千年前に生まれたと言われています。
そこから北上してアラブにわたり、シルクロードを通って中国へ。
日本にわたってきたのは縄文時代晩期と言われます。日本原産ではないんですね。
世界でよくごまを食べるのは、アジア人と、中東の人。1人当たりでごまを世界一食べるのは、おとなりの韓国人。
ナムルやノリにつけたり、韓国料理にはよく使われますね。日本ももちろんよく食べます。料理のバラエティは世界一かも。中東の人は、ごまペーストをよく食べます。栄養価が高いので、欧米でも食べる量がかなり増えています。
中東の伝統料理「フムス」
台湾の黒ごまダンゴ(黒ごまあんまん)
トルコのごまピザ